書籍『DNA占い』
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「あなたのルーツ」から『あなたの今』がわかる。
最高に贅沢なエンターテイメントへ、ようこそ！
＼ あなたのルーツは、アフリカにある！ ／
そうハッキリ言われると、違和感があるかもしれませんね。しかし、私たち現代人につながるすべての人類は、アフリカの1人の女性を起源にしています（アフリカ単一起源説）。
参照：ミトコンドリアDNAハプログループの分布とそこから推測される人類の移動 by Maulucioni（Wikipediaより）
この説は世界的な常識ですが、あなた（日本人）のルーツ ── 人類がアフリカを出発し、どういったルートで日本にたどり着いたのか？
その答えが、最新の「DNA検査」で分かることはご存知でしょうか。
それを知り居ても立ってもいられなくなった私は「自分のルーツを知りたい！」という好奇心から、海外から「DNA検査キット」を取り寄せました。
こんにちは、
一般社団法人DNAマトリクスリサーチ代表理事の木村恵美です。
「DNA検査」のことを周りに話していると、たくさんの友だちや、その家族が興味を持ってくれました。あっという間に1,000人以上の検査結果が集まり、夢中になって研究を進めていくと、日本人に刻まれたDNAの共通点が浮かび上がってきたのです。
DNAに同じ変異をもつグループを「*ハプログループ」と呼びます。
この円グラフにあるように、日本には細かく分けると２０種類以上の「ハプログループ」が存在しますが、それらは「ハプロＤ」「ハプロＭ」「ハプロＲ」「ハプロＮ」という４つのタイプに分類できます。
＊ハプログループとは？
「ハプログループ」には、母親から受け継がれる「ミトコンドリアDNAハプログループ（女系）」と、父親から引き継がれる「Y染色体DNAハプログループ」があります。ここでは「ミトコンドリアDNAハプログループ（女系）」を「ハプログループ」と呼びます。
参照：「日本人になった祖先たち」（篠田謙一 NHKブックス 2007年）
「Discover Japan 2012年08月号」（エイ出版社 2012年）
ちなみに、日本への到達ルートは、次の４つがあると考えられています。
世界の「ハプログループ」分布と、日本における「ハプログループ」分布を比較してみると、日本は２０種類以上もの「ハプログループ」が共住している「多民族国家」でした（ちなみに、ヨーロッパは１２種類ほど）。
大昔、私たちの祖先が日本に来るまでに「辿った経路」と、「いつ分岐したか」で、それらは「アジア・ヨーロッパ」タイプと「縄文・弥生」タイプに分類されます。
「**縄文タイプ」
「**弥生タイプ」
「**ヨーロッパタイプ」
「**アジアタイプ」
アフリカを旅立った人類は、
主な経路として「ヨーロッパ」と「アジア」に枝わかれし、
◎ アジアを中心に広がったハプログループ：
◎ ヨーロッパを中心に広がったハプログループ：
に分類されます。
そして、その人類が、いつ分岐したかによって、
● 比較的新しく分岐したハプログループ：
● 弥生よりも古くに分岐したハプログループ：
に分類されます。
＊＊縄文タイプ／弥生タイプ／アジアタイプ／ヨーロッパタイプとは？
これらの区分は、日本人の「ハプログループ」がイメージしやすいように、『DNAマトリクスリサーチ』が提唱する概念
「アジア・ヨーロッパ」タイプと「縄文・弥生」タイプ